愛犬がおしっこできない時、どうすればいい?答えは簡単、即病院へ行くこと!これは緊急事態です。私も柴犬を飼っていますが、ある日突然おしっこが出なくなることがあります。特にオス犬は尿道が細いので詰まりやすく、24時間以上排尿できないと命に関わることも。この記事では、あなたが今すぐ取るべき行動から、病院での検査・治療、予防法まで、実際に経験した飼い主目線で詳しく解説します。愛犬の命を守るために、ぜひ最後まで読んでくださいね。
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- 1、愛犬がおしっこできない!どうすればいい?
- 2、なぜおしっこできなくなるの?
- 3、病院での検査ってどんなことするの?
- 4、治療法と自宅ケア
- 5、予防法で健康を守ろう
- 6、Q&Aコーナー
- 7、愛犬の排尿トラブルを防ぐ日常ケア
- 8、犬種別の注意点を知っておこう
- 9、意外な落とし穴に気をつけよう
- 10、もっと知りたい!犬の排尿Q&A
- 11、FAQs
愛犬がおしっこできない!どうすればいい?
緊急事態かどうか見極めよう
「あれ?うちの子、今日はおしっこしてないな」と思ったら、まずは緊急度を判断しましょう。完全に排尿できない状態が24時間続いたら、命に関わる危険信号です。
犬のおしっこシステムはこんな感じ:
腎臓(おしっこを作る)→尿管(おしっこを運ぶ)→膀胱(おしっこを貯める)→尿道(外に出す)
症状 | 緊急度 |
---|---|
全く出ない | ★★★★★ 即病院 |
少量しか出ない | ★★★☆☆ 24時間以内に受診 |
変な姿勢でしている | ★★☆☆☆ 様子見でもOK |
こんな症状が出たら要注意
私の経験談ですが、柴犬のタロウが何度もトイレに行くのに出ていない時がありました。「ただの便秘かな?」と思っていたら、実は尿道結石だったんです!
あなたの愛犬がこんな行動をしていたら、すぐに獣医さんに連れて行きましょう:・おしっこポーズなのに出ていない
・陰部を頻繁になめる
・食欲が急に落ちた
なぜおしっこできなくなるの?
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男の子と女の子で違う原因
実はオス犬の方が尿道が細長いので、結石が詰まりやすいんです。メス犬でも起こりますが、確率的にはオスの方が3倍多いと言われています。
「うちの子は女の子だし大丈夫でしょ?」と思っていませんか?それは大きな間違いです。女の子でも膀胱炎や腫瘍で排尿困難になることがあります。
主な原因ベスト5
1. 尿道結石(チョコレート色の砂みたいなものが詰まる)
2. 膀胱炎(細菌が繁殖して痛い!)
3. 前立腺肥大(おじさん犬に多い)
4. 脊髄の病気(神経がうまく働かない)
5. 腫瘍(ガンが尿道を圧迫)
病院での検査ってどんなことするの?
最初に行う基本検査
私がタロウを連れて行った時、先生はまずお腹を触診しました。「膀胱がパンパンに張ってますね」と言われて冷や汗が出たのを覚えています。
その後に行った検査:
・血液検査(腎臓の数値をチェック)
・超音波検査(お腹の中を映像化)
・尿検査(細菌や結晶がないか調べる)
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男の子と女の子で違う原因
「なぜうちの子だけが?」と不思議に思うかもしれません。実は犬種によってかかりやすい病気が違うんです。ダックスは結石、ゴールデンは腫瘍になりやすい傾向があります。
精密検査が必要な場合:
・CTスキャン(立体画像で詳細確認)
・膀胱鏡(小さなカメラで直接見る)
・MRI(神経の状態を調べる)
治療法と自宅ケア
すぐにできる応急処置
夜中に症状が出た時のために、自宅でできることを覚えておきましょう。ただし、これはあくまで病院に行くまでの一時的な対処です。
1. 温かいタオルで下腹部を温める
2. 新鮮な水を飲ませる
3. 安静にさせる(興奮させない)
長期的な治療プラン
タロウの場合は特別療法食に変えて、1日2回のお散歩を徹底しました。水分摂取量を増やすために、お水に鶏肉の茹で汁を少し混ぜるのも効果的です。
治療法の選択肢:
・カテーテル挿入(尿道を通すチューブ)
・手術(結石や腫瘍を除去)
・投薬治療(抗生物質など)
・食事療法(PH調整食)
予防法で健康を守ろう
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男の子と女の子で違う原因
「予防なんて面倒くさい」と思っていませんか?実はたった3つの習慣でリスクを70%も減らせるんです!
私が実践している予防法:
1. トイレを我慢させない(1日3回以上散歩)
2. 水分補給を促す(家中に水飲み場を設置)
3. 定期的な健康診断(年に1回は超音波検査)
おすすめ食材と危険食材
「このおやつあげても大丈夫?」と迷った時はこのリストを参考にしてください。意外ですが、ほうれん草は結石の原因になることがあります。
◎おすすめ:
・鶏ささみ(低脂肪高タンパク)
・かぼちゃ(食物繊維豊富)
・リンゴ(水分補給に最適)
×避けるべき:
・ほうれん草(シュウ酸が多い)
・乳製品(カルシウム過多)
・塩分の多い人間用おやつ
Q&Aコーナー
よくある質問に答えます
「病院代ってどれくらいかかるの?」という質問が多いですね。タロウの場合は初診料+検査で約3万円、手術が必要な場合は15万円ほどかかりました。
保険の有無で大きく変わりますので、ペット保険への加入も検討してみてください。私はアニコム損保に加入していて、70%戻ってきたので助かりました!
獣医さんに聞いてみた
「どうしてうちの子が?」と質問したら、先生は「小型犬は尿道が細いから詰まりやすいんですよ」と教えてくれました。特にミニチュア・シュナウザーは遺伝的に結石ができやすいそうです。
もう一つの質問:「予防接種で防げますか?」残念ながら尿道閉塞を防ぐワクチンはありません。あくまで生活習慣と早期発見が重要です。
愛犬の排尿トラブルを防ぐ日常ケア
お散歩の重要性をもっと知ろう
「毎日散歩に行ってるから大丈夫」と思っているあなた、ちょっと待って!実は散歩のタイミングと時間帯がとっても重要なんです。
朝一番の散歩は特に効果的。犬の膀胱は寝ている間に尿が溜まりやすいから、起きてすぐに排出させてあげることがポイント。私の経験では、午前7時までに1回、夕方5時にもう1回の散歩を徹底したら、タロウの膀胱炎が改善しました。
室内環境を整えよう
あなたの家のトイレ環境、実は犬にとってストレスになっているかも?トイレシートの素材や置き場所を見直すだけで、排尿リズムが整うことがあります。
我が家で試して効果があった方法:・トイレ場所を2ヶ所に増やした(リビングとバルコニー)・吸水シートを天然素材のものに変更・周囲にパーテーションを設置して落ち着ける空間を作る
犬種別の注意点を知っておこう
小型犬と大型犬の違い
「小型犬の方が可愛いから」という理由で選んでいませんか?実は体重5kg以下の超小型犬は、排尿トラブルが起こりやすい傾向があります。
犬種別の特徴を比較してみましょう:
犬種タイプ | かかりやすい病気 | 予防策 |
---|---|---|
超小型犬(チワワなど) | 尿道結石、膀胱炎 | 水分多め・頻繁なトイレ |
小型犬(トイプードルなど) | 尿路感染症 | 清潔な環境・適度な運動 |
大型犬(ゴールデンなど) | 前立腺肥大 | 去勢手術・定期検診 |
季節ごとのケア方法
「夏場だけ気をつければいいんでしょ?」と思ったあなた、実は冬も要注意!寒さで水分摂取量が減り、尿が濃縮されて結石ができやすくなります。
季節別のポイント:・春:アレルギー対策(陰部のかゆみ防止)・夏:熱中症予防(常に新鮮な水を)・秋:運動量アップ(代謝を促進)・冬:保温対策(特に老犬)
意外な落とし穴に気をつけよう
おもちゃ選びのコツ
あなたが買ってきたそのおもちゃ、実は愛犬の排尿に影響しているかもしれません。小さな部品がついたおもちゃは、誤飲の危険があるだけでなく、ストレスから排尿トラブルを引き起こすことも。
おすすめのおもちゃ特徴:・大きめサイズ(誤飲防止)・柔らかい素材(噛み心地重視)・音の出ないタイプ(神経質な犬向け)
ストレスと排尿の関係
「最近引っ越したらおしっこが減った」そんな経験ありませんか?実は環境変化は犬の排尿リズムに大きな影響を与えます。
ストレス軽減方法:・新しい家ではまずトイレ場所を決める・慣れた臭いのするタオルを置く・最初の1週間は極力そっとしておく
もっと知りたい!犬の排尿Q&A
獣医さんが教える豆知識
「去勢したらおしっこが変わりますか?」これはよく聞かれる質問ですね。去勢手術後はホルモンバランスが変わるので、尿の臭いや回数が変化することがあります。
手術後のケアポイント:・術後1週間は安静に・水を多めに飲ませる・排尿姿勢が変わっても焦らない
読者からの質問コーナー
「おしっこの色が濃い時はどうすれば?」これは私も気になったので獣医さんに聞いてみました。濃い黄色は脱水のサインかもしれないので、まずは水分量を増やしてみてください。
色別の判断基準:・透明に近い:理想的・黄色:普通・濃い黄色:要注意・茶色:すぐに病院へ
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FAQs
Q: 愛犬がおしっこできない時、自宅でできる応急処置は?
A: まずは絶対に無理に排尿させようとしないでください。自宅でできることは限られていますが、病院に行くまでの間、下腹部を温かいタオルで優しく温めてあげると多少の痛み緩和になります。水分を摂らせたいところですが、膀胱がパンパンに張っている状態では逆効果になることも。最も重要なのはできるだけ早く動物病院に連れて行くことです。夜間や休日でも、救急対応可能な病院を事前に調べておきましょう。
Q: 尿道閉塞になりやすい犬種は?
A: 特に小型犬のオスが要注意です!ダックスフンド、ミニチュア・シュナウザー、シー・ズーなどは遺伝的に結石ができやすい傾向があります。私の経験では、柴犬も意外と多いですね。メス犬でも膀胱炎から排尿困難になることはありますが、オスに比べると確率は低め。ただし、高齢犬の場合は前立腺肥大や腫瘍のリスクが上がるので、7歳を過ぎたら定期的な健康診断が欠かせません。
Q: 病院での治療費はどれくらいかかる?
A: 初期検査(触診・血液検査・超音波)で約3~5万円、カテーテル処置が必要な場合はさらに3~5万円、手術となると15~30万円ほど見ておくと安心です。ペット保険に加入していると7割程度戻ってくるので、若いうちからの加入がおすすめ。私の場合はアニコム損保に加入していて、手術代の15万円のうち10万円ほど戻ってきました!治療費が心配で受診を遅らせるのは禁物です。
Q: 予防のためにできることは?
A: 毎日のお散歩回数を増やす(最低1日3回)のが一番効果的です。あとは家中に水飲み場を複数設置して、いつでも新鮮な水が飲める環境を作ってあげましょう。食事は療法食がおすすめで、特に「ロイヤルカナン ユリナリーs/o」は結石予防に効果的と獣医師も推奨しています。我が家ではおやつ代わりにささみの茹で汁で作った氷を与えていて、水分補給+タンパク質摂取が同時にできて一石二鳥です!
Q: おしっこが出ない状態がどれくらい続いたら危険?
A: 24時間以上排尿がないのは命の危険信号です!たとえ少量でも出ていれば緊急性は低いですが、全く出ない場合は6時間以内に病院へ。私の知り合いのワンちゃんは、たった18時間排尿できないままにしていたら急性腎不全を起こし、残念ながら助かりませんでした。愛犬がトイレで何度も失敗するのは「年老いたから」と勘違いしがちですが、実は重大な病気のサインかもしれません。迷ったらすぐに獣医さんに相談しましょう。